早いもので13回目の収穫期

時の経つのは早い物で、古川ぶどう園も13回目の収穫期を迎える事になりました。
経営を開始して13年目のシーズンとなりますが、ブドウの収穫初めが3年目のシーズンだった事を考えると、今年がちょうど出荷開始から10年目のシーズンとなります。
今年の夏も、屋外作業が危険な程の暑さが続いていますが、ぶどうの実はすくすくと育っています。
ここ数年の傾向では、7月までは問題なく、そして8月の天候に大きく左右されるといった事が多いように感じます。

■品種毎の今年の傾向(予測)
【ピオーネ】
昨年は小粒傾向でしたが、今のところ生育は順調。
ただ、雨が少なく異常な高温が続きそうな予想なので、昨年同様小粒で早熟れ傾向かも。
夜温が下がってくれると、いい感じに仕上がりそうな感じはしてるのですが。

【シャインマスカット】
昨年作り方を変えた事と、8月の天候不順が重なり、途中からピタリと生育をやめたシャインマスカット。
今年は従来の栽培方法に戻した事もあり、粒は順調に太ってきていますが、既に高温による障害が若干出ているような感じです。
この先の暑さになんとか耐えてくれるといいんですが、こればかりは天候次第。
今のところ、去年よりは良い経過を辿っています。

【瀬戸ジャイアンツ】
長引いた梅雨の影響で、葉に随分とダメージがあるようです。
今のところ実の生育に問題はないようですが、今後の粒太りと糖度の上昇に影響が出そうな感じです。
今年は、小房傾向と出荷時期が若干遅くなるかもしれません。

【サニードルチェ】
3本中の1本に、梅雨明け間際の日射による障害が酷く出ていて、今年は収穫量が減りそうな感じです。
ただ、残った2本は今のところ順調で、このままいってくれたらなーと願っております。

【翠峰】
昨年の大幅な収穫量減から一転、今年は例年同様の収穫見込。
そして、昨年収穫量が極端に少なかった為か、今年は順調に粒が太ってきています。
落ちかけていた樹勢も、持ち直してきたようで、葉も青々と元気に茂っています。
今年は期待大。

●総評
今のところ、サニードルチェの障害以外は、昨年より良いかも。
ただし、8月の高温予想が心配。

採れたてをいち早くお届けします

IMG_5986まだ暑い9月上旬から始まるぶどうの収穫。作業は、朝露が残る早朝から採取作業を開始します。収穫作業はさほど時間はかからず、朝食までには採り終わります。
その後、自宅に持ち帰り、選果作業に入ります。
不良な粒を取り除き、重量別に選別。傷を付けないないように、丁寧に箱詰めして、夕方までに出荷します。
ぶどうは日持ちがする果物で、比較的長く美味しさを保ちますが、みずみずしい食感は鮮度が命。
できるだけ早くお召し上がりください。